チラシの裏に備忘録

旅と山と鉄

北海道の山に登ってきた話2015 羅臼岳1

前日のあらすじ

幌延から計11時間ほど列車に揺られ知床斜里へ。

宿はバス停。さあいよいよ知床の大自然と相対する!

 

今日は羅臼岳に登る。

 

羅臼岳(らうすだけ)は、北海道知床半島にある火山群の主峰及び最高峰で標高1,661m[1][3]。古くはアイヌ語チャチャヌプリ、また良牛岳と記されたこともある。1964年(昭和39年)6月1日知床国立公園に指定され[4]2005年7月にこの山域を含む知床半島知床 (世界遺産)に正式登録された。日本百名山[5]花の百名山[6]及び新・花の百名山[7]に選定されている山である。

羅臼岳 - Wikipedia

 

 

朝。

f:id:hiyabier:20180207123040j:plain奧の横に長い建物が知床斜里駅。なかなか綺麗な駅舎だ。

朝のウォーミングアップがてら食糧補給の為にセブイレとセコマをハシゴする。

せっかくの北海道なのにな。金がない。

 

f:id:hiyabier:20180207123039p:plain

スクショから察するに8時10分知床バスターミナル発知床五湖行きの便に乗ったらしい。

乗車区間は岩尾別まで。料金は50キロで1960円。当時は若く金もなかった為、なかなか痛い出費となった。

 

バスはオホーツク海を左に望みながら国道334号を東に進んで行く。



9時半ごろ岩尾別バス停に到着。

f:id:hiyabier:20180207132520p:plain

壊れたレンズで撮った時刻表

f:id:hiyabier:20180207132512p:plain

バス停近くにある壊れたレンズで撮ったユースホステル。携帯トイレが購入できた。

 

岩尾別から登山口に近いホテル地の涯という名のホテルまでアスファルトを1時間ほどかけて歩く。

右手にはいかにもヒグマが出そうなイワウベツ川が流れていた。

 

ホテル到着直前で雨が降り出した。かなり強かった為にホテルの近くの山小屋、木下小屋で一泊して翌日朝から登って帰ろうなどと考えながら小屋に到着。

f:id:hiyabier:20180207132237j:plain

下山後に撮った写真。

 

 

なにか張り紙がある。

 

f:id:hiyabier:20180207131535j:plain

本日は23日。まさかの事態である。

 

 

しょうがないから山でテント張るかと考えながら入山届けを書いたり荷物を整理していると雨が弱くなっていた。

登る気力も回復してきたので山への一歩を踏み出す。

f:id:hiyabier:20180207132249j:plain

下山後に撮った写真。

 

コースタイムで1時間50分ほど歩き、弥三吉いう名の水場に出る。

弥三吉とは昭和初期に知床連山の登山道を開拓した人物である木下弥三吉氏のことであり、登山口にある木下小屋もこの方の名が由来しているらしいby wikipedia

 

山と高原地図にはキャンプ適地のマークがあったので遠慮なくここでテント泊することにした。

f:id:hiyabier:20180207133913j:plain

眺望

 

 

f:id:hiyabier:20180207132530p:plain汚いテント内。

 

水場が徒歩0分にあり、誰もいない知床山中のテント泊、最高。

熊が出てこないかヒヤヒヤしながら過ごしたけど。

 

下山してから知ったが人間の味を知ったクマは音を出すと逆に寄ってくるらしい。就寝時以外に常になにかしら音を出していたので当時の自分が怖い。

 

6日目、おわり。