扇沢と黒部ダムを結ぶ関電トンネルトロリーバスが最終年(来年2019年から充電式バスに切り替え)ということでアルペンルートを使って山に登ろうと考え、アルペンルートを使って登山口のある室堂へ。
交通機関の移動を含めた記事なので長くなってしまった。
登山の記録はヤマレコにささっとまとめたのでこちらをどうぞ。
室堂〜立山〜剱岳 - 2018年08月05日 [登山・山行記録] - ヤマレコ
いまでは新宿始発唯一の臨時夜行列車となった「ムーンライト信州81号」で信濃大町を目指す。
このML信州、189系のN102編成は普段は塩尻〜長野間をおはようライナーとして運行している。登山やスキーシーズンになると、こうして新宿からはるか遠い大糸線の白馬駅まで運行されることになる。
「ASAMA」のロゴは21年前に廃止となった信越線の横川〜軽井沢間を走っていた特急「あさま」時代の名残で、碓氷峠を何往復した歴戦の勇者の面構えをしていてトテモカッコイイデス…。
また189系では唯一の生き残りである(他編成は廃車)。そしてこの編成も近年中に廃車になることが決まっているらしい。
以上のようなレアな列車であり、さらに青春18きっぷで乗車できる日ということもあり、発車前には多くの鉄道教徒たちが写真を撮っていた。
指定席は完売らしかったがこれは数年前から変わっていない。ただ、登山者より鉄道教徒の乗車率が格段と増えたように感じた。同じ車両で登山用ザッグを網棚に上げていた人はいなかったかもしれない。
車内は当然のように減光などなく明るいままだったが早々に就寝。
目覚めると松本駅に到着した頃で、発車してしばらくすると東の空から朝焼けが見えてきた。
中央線内で鹿を轢いたりしたが定刻通り5時11分に信濃大町に到着。
駅を出たらいきなり目前に山!
アルペンルートの起点であるトロリーバスの扇沢駅まではこのJR信濃大町駅からバスでアクセスできる。
5時半発のバスもあったが扇沢からの乗り継ぎが無いのと買い出しの用もあり、次の6時15分発に乗車。
立派なバスなのに乗客4人だぜ…
30分強ほど走り、扇沢駅に。
びっくりするほど人がいた。
アルペンルート、扇沢から立山までと信濃大町から富山までを含める2説があるらしい。ホームページによれば後者とみても良さそう。
下山後がまだ読めないのでとりあえず室堂までの片道きっぷを購入。C制のマークがあるのは鉄道(JR)らしさがある。
なお往復で購入すれば何割か安くなるのでこちらの方オススメしておきます。
トロリーバスラストイヤーのラッピング
きっぷもラストイヤーを推していた。
ご覧のように架線から電気を受け走るのでバスだけど法的には電車。無軌道電車の扱い。一番列車でかなりの混み具合でロクに撮影できなかったのが残念。
展望台までの少々長い階段を歩きて抜けると、そこには大絶景が待っていた。
展望台から黒部ダムを見下ろす。
アルペンルートの利用が初めてだったので当然黒部ダムも初めてお目にかけることに。
しばらく雄大な景色に圧倒されていた。
動画も撮ったのでぜひ。
ダムの真上から放水を見ることができるなんてすごい…。
トロリーバスの次はケーブルカーに乗るのだが、乗り場まではこのダムの上を10分ほど歩く。
日曜日ということもあり人が多く、改札を通ると悠長に写真を撮れる環境ではなかった。
5分ほど乗車し、黒部平へ。
ここからの乗り継ぎ時間は短かったので急いで写真を適当に。
黒部平から大観峰まではロープウェイ。
こちらも5分ほどの乗車。
大観峰から黒部平を見下ろす。
またもやトロリーバス。
途中には行き違いができる信号場があり運良く自分の目の前に「立山直下」の標識が。
これからこの真上に行きますよ〜。
こちらは全員が着席できるほどの緩い混み具合だったので動画も撮ってみた。
関電トンネルトロリーバスは2018年での運行が終了予定となっているが、こちらの立山トンネルトロリーバスはそのような告知はまだない。
10分ほどで室堂へ到着。ようやく登山の開始地点だ。
ここで登山届けを提出し、駅の外へ。
外に出ると大きな立山の文字が入った石碑がお出迎え。
ここは標高2450Mというかなり高い場所ではあるが、アルペンルートを使うことで誰でも難なく来れてしまう。よく晴れていたが流石に山の上ということもあり、かなり涼しかった。
長くなってしまったので登山の記事は次回にしますノシ