前日のあらすじ
北海道の最高峰、旭岳に登頂し白雲岳避難小屋のテント場で一泊。
この日はトムラウシ山の手前にあるヒサゴ沼避難小屋が目的地。
旅行開始14日目、縦走3日目。
HDDが物理的に破損してしまってupできる写真が少なくなってしまった。
天気は曇り。
本日のルートと距離。
北から南に向かうルート。丁度いい縮尺のものでは1枚に収まりきらなかった。
ダウンアップダウンアップダウンという心と体力が折れそうな高低差。実際心が折れた。
テント場から望むのはおそらく白雲岳。こっちには行かない。
40分ほど緩やかな下り坂を歩いて着いたのが高根ヶ原分岐。
通行止めの三笠新道を通ることができれば3時間ほどで秘境温泉で知られる大雪高原山荘に辿りつくことができる。
ただ、ヒグマの活動期にはこのように通行止めがなされ、例年6月いっぱいまでしか通り抜けはできないらしい。
2時間半ほど登り、忠別岳山頂。
あたりはもう雲に覆われて眺望などなかった。
忠別岳避難小屋分岐。
忠別岳に登って少し下りてきたと思ったらこの先に待ち構える白雲岳が見えてきた。
大荷物を背負ってこのアップダウンにはかなり身体がこたえた。
へとへとで五色岳山頂到着。
とても山頂とは思えぬハイマツに覆われた山頂。
今更ですが、この白い手書きの標識の文字が好き。
忠別岳から次の化雲岳の間は木道になっていて歩きやすかった。
地図を見ると花畑があるみたいだったが夏はもう過ぎた季節だったので特に映えるものは見当たらなかった。
歩きやすい木道を1時間ほど行くと、化雲岳。
晴れてば旭岳がよく見えるはずだがそんなものはない。
虚無ピース。
暫く歩くとようやく本日の宿泊地、ヒサゴ沼と避難小屋が見えてきた。
到着。かなり年季を感じる小屋。
流石に老朽化が進んでいることもあり、2019年に改修工事が行われたらしい。
小屋に入ると、数名の先客がいた。
テントを建てるのが面倒(というか翌朝の撤収が面倒)ということもあり、この日は小屋で寝ることに。
中はそれほど広いとは言えなかったが、十分なプライベートスペースを確保できた。
到着して一息ついていると、突然の豪雨。暫くして止んだが、水を汲みに行っていた人がびしょ濡れで帰ってきた。
到着が遅れていたり、テントを設営したりしていたら自分もああなっただろう。幸運に感謝し適当にメシを作り就寝。
14日目、おわり。