チラシの裏に備忘録

旅と山と鉄

北海道の山に登ってきた話2015 羅臼岳2

前日のあらすじ

いよいよ羅臼岳に突入したhiyabier。

山の中腹でテント泊をし翌日の山頂アタックに備える!

 

羅臼岳 - Wikipedia

 

 

朝。

まあ微妙な天気。写真はない。

テントに不要な荷物を残して山頂までピストンの予定。

朝食をここで作るとテントに匂いが移り、筆者が不在の時にヒグマにテントを荒らされてしまう危険性がある。そのことを考えて朝食をここで摂らず、山頂により近いところで摂ろうと考えた。

 

空腹状態で出発。

 

10分も歩いただろうか。突然藪の中に動くものを見つけた。

ヒグマだと身構え死をも半ば覚悟したが杞憂に終わった。エゾシカであった。

 

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暫くはずっとこんな感じの道。

 


出発から90分ほどで開けた場所に出た。

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大沢の雪渓である。

8月も終わるのにまだ雪はあるものなのか考えながら高度を上げていく。

朝ということもあり雪は締まっていてアイゼンを付けなくても歩行は容易かったように思えた。

 

さらに40分ほど歩き、羅臼平に到着。

ここで朝食とする。

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パスタ

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いやお前、折ってから鍋に入れろよ

 

ソースはカルボナーラだったか。記憶と写真が残ってない。

ガスっていて視界もそれほど良くなかった為、ヒグマがいつ飛び出してくるのかヒヤヒヤしながらの食事となった。

 

食事休憩を終え山頂を目指す。

ここから山頂までは歩きやすかった。

 

 

30分ほど歩くと岩清水という岩から水が垂れてくる場所にたどり着く。

水は飲んだか飲まなかったか。

山頂に近付くとガレ場だらけに。ここは慎重に。

 

岩清水からさらに30分ほどで羅臼岳山頂に到着。1661m。

時刻は8時17分であった。

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パノラマで1枚。

山頂は雲の上でいい天気。眺望は残念。

f:id:hiyabier:20180207144450j:plain誰もいない山頂は素晴らしいもの。

 

他に写真がない・・・

 

実家に現在地の報告をしたのは覚えている。

暫くして下山開始。

 

羅臼平あたりですれ違った登山者に「『大沢でヒグマと遭遇したので下山した』と言う登山者とすれ違った」と又聞きではあるが教えてもらった。

 

ヒグマ、神出鬼没コワイ

 

弥三吉水場に戻りテントを撤収。荒らされてなくてよかった。

今考えるとヒグマ生息域でのテントのデポは大変危険だったと思う。家に帰ってヒグマのことを調べる度に恐怖を感じた。

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木下小屋から1時間登ったところにあるオホーツク展望(多分)

 

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12時20分 下山完了。お疲れさまでした。

温泉が目と鼻の先にあったがバスとその先の行程を考慮するとゆっくりできなかった為にスルー。

まあバス停まで1時間歩くのでどうせ汗かくし。

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13時34分 岩尾別バス停着。

斜里行きのバスがちょうど30分後に来るのは知っていた。やっぱり温泉浸かればよかった。

アスファルトに地べたに尻をつきバスを待っていたら寝ていた。

14時4分発知床斜里行きのバスが到着。

30分ほどだったが深く眠っていたようだった。バスの運転士さんに声をかけて貰えなければ乗れなかった。斜里バスの運転手さん本当にありがとうございます。

 

バスは大勢の人が乗っていた。知床五湖観光の人達だと思われる。知床五湖も行きたかったがまた今度行こう。

バスの乗客は9割ほど知床自然センターで降りていった。どうやらここから知床五湖方面はマイカー規制が敷かれているらしい。みんなここに車を止めてバスに乗り換えるのだとか。

 

筆者は知床斜里まで乗らず体感1キロほど手前のコンビニに近いバス停で下車。

 

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密林から届いたブツを引き取る。

 

バスの本数は非常に少ないので徒歩で知床斜里駅方面へ。

 

15分ほど歩き駅前に。

 

 

 

 

グロ注意

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

足湯に浸かります。

 

 

 

 

 

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一服しつつ列車を待つ。

 

 

17時30分発の釧路行きに乗車。

 

この時にまだ宿を決めていなかったので必死になって検索。

すると摩周に安いゲストハウスがあることが判明。

即刻電話をかけ予約と送迎をお願いする。(車内に誰もいなかったし運転士の反対側で喋ったという予防線を張っておく)

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キハ54

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摩周駅

 

待つこと数分、気さくなおじさまが迎えに来てくれた。

車で5分とはいえ歩いたら数十分だし日も暮れているので助かった。

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1週間ぶりの布団と充電可能施設泊だったらしい

 

夜飯はナニかを自炊して疲労もあり早めに就寝。

 

 

長かった7日目、おわり